Offstage
 クラブに所属するアマチュアマジシャンは子供会や病院などで請われて小さなショーを行う機会が多々あります。そういったサロンマジック(パーラーマジック)と並行して、数年に一度から年に数回、ホールでのショーを経験する訳です。その際、舞台裏などで必要な基礎知識を簡単に紹介致します。
◆舞台用語集
 サロンでは専用の照明などまずありませんし、音響も身内で行うことがほとんどでしょう。しかしホールでのショーは、音響や照明のプロたちと限られた時間内で打ち合わせをし、こちらの要求を伝え、相手の条件を把握しなければなりません。以下、必要最低限だと思われるものをピックアップしました。
 照明      幕など    
 音響      空間用語
 両方 

【暗転】
black out、Dark change
舞台の照明を落とした状態。この暗い状態で進行さんは前の演技の片づけ、次の演技のセッティングなどをします。
【板付き】
演技をするときに演者が最初から舞台上にスタンバイしている状態。
暗転板付きといえば暗い中で舞台の定位置に居ること。
【1ベル】
開演5分前を知らせるベル。最近は音楽やチャイムが多いそうです。
【インカム】
intercommunication
相互通信の意味。「インター・カム」から更に省略された言葉。一般に連絡用のインターホンのことです。ケーブルのついたインカムと、ワイヤレス(無線)のものとあり、前者を「ひもつき」「有線」のインカムと呼ぶ場合もあります。また、頭につけることから「ヘッドセット」「ヘッドホン」とも呼ばれます。舞台監督になったらこれを付け、照明や音響さんへ指示をだします。
【SE】(エス・イー)
効果音(Sound Effect)のこと。
【大黒幕、バック幕】
black curtain
略して大黒(おおぐろ)。舞台奥に 設営される引き幕(もしくは中割幕)。 用途はホリゾント幕を隠して、舞台全体の色調を安定させたり、黒背景として使用される。ジャリを使う場合などはこれにしてタネが見えないようにします。
【大道具】
scenery
テーブルや捨てバッグなど、演者が舞台上で道具として使わないもの。どんなに大きくても、役者が使うならそれは小道具
【おす】
舞台の進行時間が予定より遅れること。遅くなること。反対は「捲く

【楽屋】
dressing room
出演者が化粧をしたり衣装を着るなど、上演に必要な準備・待機をする部屋のこと。舞台裏で働くスタッフの準備・待機する場所のこと。きれいに使いましょう。
【影アナ】 場内アナウンスのこと。舞台のマイクを使い本番時の注意事項や禁止行為をアナウンスします。非常時や本番の中断、中止は舞台監督がアナウンスすることもあります。
【カットアウト】
CO
照明では、急に(スパッと)光量を下げる(暗くする)こと。
音響では、急に(スパッと)音量を下げる(小さくする)こと。
「急に」部分の反対語は「フェードアウト」、「下げる」部分の反対語は「カットイン」。
【カットイン】
CI
照明では、急に(スパッと)光量を上げる(明るくする)こと。
音響では、急に(スパッと)音量を上げる(大きくする)こと。
「急に」部分の反対語は「フェードイン」、「上げる」部分の反対語は「カットアウト」。
【ガナリ】 リハーサル時や開場前に、場内に伝達事項や指導をアナウンスすること。あるいはその担当者のこと。あるいはそのマイクのこと。
マイクを渡されて「これガナリにして下さい」などと言われます。
【上手】(かみて)
stage left
客席からみて舞台の右側のこと。反対は下手(しもて)。「上出、下はけ」と言ったら上手から舞台へ出て、下手から舞台より掃ける、ということ。
【ガムテ】 舞台でガムテといえば布テープのこと。普通のガムテープは区別して紙テと呼ばれます。上手(かみて)とはイントネーションが違います。ガムテの種類として黒ガム、白ガム、銀ガムなどがあります。
【完パケ】
『完全パッケージ』の略。 演技が曲とぴったり合っているもの。曲と同時に演技が終わるもの。曲ピタともいいます。
【きっかけ】 効果音をならす、照明を変化させる、大道具を動かすなどのタイミング。または、その指示。例えば「シルクがバラに変わったら、ピンスポットをあてる、同時に曲を切り替える」などと決めておく。
 テレビ・放送で使われる「cue(キュー)」の同義語。
【客電】
客席の明かりのこと。
「客電が消えたら緞前にピンあてて」などと使います。
【逆リハ】 プログラムの後ろからリハーサルをすること。リハーサル終了後すぐに開場することができるというメリットがあります。
【クロス・フェード】
CF
二つの音の音量を交差させて入れ替えること。
【ゲネプロ】
final rehearsal
ゲネプロ(ゲネラールプローベ、Generalprobe:独語)の略。
本番と同じ条件で行う通し稽古のこと。上演に先立って舞台で行う最終的な稽古。失敗しても止めないで本番同様に行います。
【小道具】
大道具に対して演者が実際に手に持つなど身近な道具。

【地明かり】
シーンごとの基本的なベースになる明かり。ボーダーを中心に吊られています。
【仕込み】
舞台を芝居の出来る状態に組み上げること。
【下手】(しもて)
stage right
客席から舞台に向かって見たとき舞台の左側。反対は上手(かみて)。
【尺貫法】 長さに尺。重さに貫、容積に升、面積に坪を単位とした日本古来の度量衝。舞台で作成する大道具の場合、長さはセンチではなく尺を用いる事が多いです。

1間(けん) =1.818メートル
1尺(しゃく)=約30.3センチ、 6尺で1間
1寸(すん) =約3.03センチ、10寸で1尺 
1分(ぶ)  =3.03ミリ、    10分で1寸
【ジョーゼット】
上から吊る白の薄い幕。ヒダ付きとヒダ無しとドレープ、ストレートがあります。
【スポット】 客席後方など、離れたところから舞台の一部分だけを狙って明るくする照明。特に、後方から一人の出演者などを局部的に狙う、光軸の細いスポットのことを、ピンスポット(ピンスポあるいはピン)と呼びます。いい気分になれます。
【袖】
side stage
舞台の上手下手にある観客席から見えない様に作られている場所。ここにいるのは次の演者、次の次の演者くらいまでにしましょう。
【袖幕】
leg 、leg wings
の中が見えないように吊る幅の狭い幕。普通3枚以上は吊られ、舞台前から1袖・2袖と呼ばれます。

【ダメ出し(ダメ)】 これは一般的な言葉になりつつありますが、ローディングやミスディレクションの仕方など、様々な修正を指摘すること。ゲネプロの最中や後にも行います。これがないとクラブでマジックをしている意味がありません。大いにダメをもらいましょう。
【蓄光テープ】 光りをためるテープ。暗転のときの転換などの場合、普通のガムテープでは見えなくて困るようなところはこの明かりが消えてもかすかに光る蓄光テープを使ってばみります。
【綱元】 徳川16代将軍のことではなく、舞台上部につり下げられた、照明や美術バトンの昇降を操作する場所のこと。
【テレコ】 順番などを逆(逆さま)にすること。「1番と5番テレコで」などと使います。テープレコーダーの略が語源だそうですから、もはや死語ですね。
【飛ばす】
go up
バトンやサスペンションに吊っている物が観客からから見えないようにバトンを上げること。幕類・大道具などの吊物を「フライズ空間」に吊り上げることをいいます。舞台準備中に照明器具を吊り上げる時などにも使われます。
【緞帳】(どんちょう)
舞台と客席を仕切る幕。会館ごとに違うデザインがされている。防音機能に優れていて、これを閉めると舞台で何をしても客席には分からない。緞帳が下がるときは危険なので必ずその場を離れましょう。
【緞前】(どんまえ)
緞帳より前。

【ナグリ】
hammer
舞台製作の際に使用する金槌の呼び名。舞台用玄能。
【奈落】
会館や劇場の花道や舞台の床下。回り舞台やせり出しの装置がある。舞台の真下。
【2ベル】(本ベル)
開演を知らせるベル。これが無いときもあります。最近は主に音楽やSE(効果音)で始まります。
【盗む】 色々な場面で使われますが、「前の演者さんちょっと盗んで」と言われたら、前の演技の終わりに重なるように始めるということ。お客に分からないように何かをすることの意味もあります。

【場当たり】 仕込みの確認を目的とした部分的な稽古。
【バトン】
fly batten 、batten
すのこから吊り下がっているパイプのこと。
綱元で昇降させて、照明や幕などを吊る。照明(サスペンション)バトンと吊り物バトンがあり、ただバトンと言った場合は大道具を吊るための美術バトンを指す。小劇場などでは、昇降バトンは無く、天井に固定してあります。
【ばみる】 言葉の語源は『場を見る』から『ばみる』と言われています。
舞台上の目印のこと。大道具を置く位置や役者の立ち位置などをテープを貼って分かるようにすること。
「ばみって」と言われたらテープを張って立ち位置や道具を置く場所が本番中にすぐ分かるようにします。
【バラす】
終演後、舞台上の物を撤去すること。
【ビニテ】
ビニールテープの略語。ばみりに使用。
蛍光のものを使用すると暗転中でも目印になる。
【屏風】
和妻などでバックに使います。
木の枠に紙・絹を張って絵や字を描いたものを二枚(あるいは四枚、六枚)連ねて折り畳めるようにしたもの。金屏風などもあります。
【フェード・アウト】
FO
普通に出ている音から徐々にボリュームを下げてゆき音を消すこと。
【フェード・イン】
FI
小さい音から徐々にボリュームを上げて音を大きくすること。
【舞台奥】
up stage
舞台後方のことで、舞台前方(downstage)に対応する呼び名です。
劇場では舞台の床は後方が高く僅かに傾斜しているためにup、downと表現されています。後舞台と同義に使われることもあり、その部分を使って主舞台の奥行を深くして「奥舞台より登場」などということもあります。
【舞台監督】
実際の舞台でスタッフ、キャストの総指揮を担当する人。舞台上の全てをリアルタイムに管理します。
【舞台前】
down stage
舞台の前部分のことをいいます。「エプロン・ステージ」または「前舞台」と同じ意味に使われることもあります。一般には舞台の緞帳より前方の部分のことを指す言葉です。
【ホリゾント】
 Horizont<独>
/cyclorama<英・米>
舞台の最後部の天空を表すヒダのない淡い色の幕または壁のことをいいます。ホリゾントカーテン、略してホリともいいます。客席から見える舞台奥の壁面を一様の円筒状に幕(または壁)で覆うものをルントホリゾント、構造物の一部としてのドーム状の壁面のものはクッペルホリゾントといいます。
現在の劇場では舞台開口部と平行で平らな幕、又は壁が多くなっています。照明によって青空、夕焼け、夜空など無限の奥行を感じさせる効果が得られます。ホリゾント幕の不要時の収納にはフライズに吊り上げる方法と、縦に巻き取る方法とがあります。
幕でも壁でも、ホリゾントに物を立て掛けたり手で触れるなどして、汚したり傷つけたりしないよう注意しましょう。
【ホリゾント・ライト】 舞台奥のホリゾントを照らすライト。アッパーホリとローホリがあります。
舞台の奥に一面に広がった幕または壁で照明効果 により無限の広がりを表現します。例えば、アッパー(上の)ホリゾントライトで青をロアー(下の)ホリゾントライトで赤を照らすとホリゾントにはどこまでも続くきれいな夕日があらわれます。

【捲く】
舞台の進行時間が予定より早くなること。反対は「おす
「捲いて!」と言われたら早くしての意味。
【見切れる、見切る】 舞台袖の出演者など、客席から見えてはいけないものが見えていることなどを指します。

【養生】 1.舞台面などに傷やゴミ等が直接落ちないようにしく「養生シート」のこと。ブルーシートやカッターを引くときのラバーシートをさします。
2.パンチなどを両面テープで止める際舞台面に張る「養生テープ」のこと。粘着力が弱くテープの糊が残りにくい。

【リノリウム】
linoleum
略すとリノ。主に塩化ビニール製の敷物で、適度な弾力性と耐久性に優れ、抗菌性、耐磨耗性、耐薬品性(強アルカリ性を除く)に優れています。吸音、防音性もあり、静電気の発生も防ぎます。
【りゃんめん、両面】 両面テープのこと。大抵ガムテープタイプの厚手のやつが使われます。
5mmと25mmがあります。又、最近では、弱両面テープを使うことが増えています。平台や舞台床に直接貼っても表面が剥がれることがないので多用されています。

【わらう】 1.舞台上の大道具小道具を撤去すること。
2.道具などの結合部分が緩むこと。
「この道具笑って」という場合は片付けてという意味になる。これはせっかく用意してもらったものだが使わなくなったので片付けてと言うとき、怒らないで笑ってくれということから出た言葉だそうです。

【ん、、、、】
演技が良くないときに周囲が発する言葉。がんばりましょう。
◆舞台衣装
◆BGM

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